【空き家を管理する①】「お知らせする」から始めよう
さて、みなさん。
永く心地よく暮らせる住まいづくりのスペシャリスト
NKプランニング株式会社(中谷工務店)の中谷耕三です。
今回は、
空き家を管理する①
「お知らせする」から始めよう
と題して、
空き家の管理について考えてみたいと思います。
空き家をお知らせる
空き家を持つことになったけど、
将来使う気持ちもある。
こう思っていても、
空き家は放っておくとすぐに劣化します。
空き家に監視の目が行き届かなくなるので、
家の周辺の方も不安になります。
いずれ使うその日まで、
周りにご迷惑をかけないベストな状態で
管理しておきたいですよね。
そのためにまずは、
『空き家をお知らせる』
ことから始めましょう。
近隣にお知らせしましょう
いまお持ちの家が空き家になることが決まったら、
自治会やご近所に、
- 連絡先
- いつから空き家になるのか
- どのくらいの頻度で帰ってくるのか
等を伝えておきましょう。
ご近所に伝えておくと、
家の様子を気にかけてくれたり、
少しの変調でも連絡してくれる場合があります。
ご近所に声をかけるときに有効なのが
『駐車スペースを使ってもらう』
です。
家に車が停まっているだけで、
人のいる気配は感じ取れるものです。
ご近所に駐車スペースを貸し出して
使ってもらうのも、防犯上有効です。
設備を導入しましょう
空き家に火災の煙感知器のほか、
不審者の侵入を予防する
人感センサー付きライトを設置すると有効です。
警備保障会社に依頼しておけば、
もしもの時も駆けつけてくれるので安心ですね。
保険に加入しましょう
適切に維持管理をしていたとしても、
空き家には放火のリスクが付きまといます。
それと、
災害が発生したときも即座には対応ができません。
これらのリスクに備えるために、
火災保険や地震・浸水・盗難に対応した保険に加入する
のをオススメします。
ここで気を付けていただきたいポイントがあります。
空き家の場合の火災保険は、
住宅用ではなく、一般物件用の火災保険になる場合があります。
保険会社によって取り扱いが異なりますので、
詳しくは各保険会社にお問合せください。
空き家の問題は根深い
今回は、
空き家を管理する①「お知らせする」から始めよう
をテーマにまとめてみました。
これからも、
- 空き家が地域に与える影響
- 家族で考えておきべきこと
- 空き家の管理の方法
等を書いていきたいと思います。
皆さんの身近で起きている『空き家問題』の
お役に立てればと思っています。
以前より続けているブログシリーズ
【 空き家問題を考える 】
も合わせてお読みいただければ幸いです。
【 空き家問題を考える 】シリーズ記事
①空き家の現状を知る
1:避けては通れない!皆さんの身近で起きている『空き家問題』の現状
2:持ち主だけの問題ではない!空き家の劣化と周辺に与える悪影響
3:空き家の維持管理の責任と発生するコスト
4:トラブル回避!空き家を相続するときの注意点
②空き家に備える
5:空き家に対する備え①:まずは空き家を調べてみよう
6:【必ずチェック!】空き家に対する備え② 登記内容を確認しよう
7:空き家に対する備え③『家族で話し合おう』
8:空き家に対する備え④ 空き家を活かす【生前整理】のポイント
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考資料・出典:
損する・損しない空き家 ~空き家発生予防のための23箇条~
ひょうご住まいづくり協議会事務局
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