お客様に伝わる、サービスと情報の一貫性の大切さ
さて、みなさん。
永く心地よく暮らせる住まいづくりのスペシャリスト
NKプランニング株式会社(中谷工務店)の中谷耕三です。
今回は私の趣味から感じたお話をしてみます。
実は私、カフェ巡りが趣味でして
工務店の仕事で古民家に関わることが多く、
勉強のために始めた
『古民家をリノベーションした店舗巡り』
がすっかり楽しくなっています。
どんな感じにリノベーションしているのかが興味があって、
特に、
『古民家カフェ』『町家カフェ』は
店に入りやすいのも相まって
できる限りチェックするようにしています。
先日も、
新しいお店がオープンしたと聞きつけて、
仕事の移動中を利用して寄ってみました。
そのお店で感じたことを書いてみます。
とあるカフェで感じたこと
そのカフェは自宅の一部をリノベーションしたお店でした。
しかし残念なことに、
店の中がどうも落ち着きません。
なんだかちぐはぐなのです。
- 座敷をリノベしているけど、新しすぎて古民家感はない。
- 置いている家具・小物は昔からある民芸品っぽい。
- 使われている食器類は、よく見る一般的な物
- 店内のところどころで、生活感のあるものが視界に入る
- ホームページ・SNSの写真は雰囲気あるいい写真で、実際の店内とギャップがある
- 出される食事はとてもおいしいけど、お店の趣旨に沿った工夫が感じられない。
などなど。
古民家なのか、町家なのか、農家系なのか、
純和風なのか、大正ロマンたっぷりなのか、
どこを目指しているのかが分からない違和感に包まれます。
お料理が美味しいだけに、
とてももったいない気分でお店を後にしました。
一貫性の大切さ
サービスを提供するとき、
大切な要素のひとつに【一貫性】があります。
上記のカフェのコンセプトはわかりやすい例で、
お客様は
『何に期待をしてサービスを受けてよいのか』
が、わからなくなります。
これは【選ばれる理由】にもつながり、
お客様を迷わせることで、
選ばれる理由を失うことになります。
一貫性のあるサービス内容とその情報発信は、
メリットのその先にある、
サービスを受けて期待できる未来=ベネフィット
が伝わることにつながります。
特に情報発信のところがポイントで、
昨今のコロナ禍における、
非対面・非接触型のビジネスが発展していくなか、
事前にどれだけベネフィットを伝えて期待値を高めておくか。
がとても重要になります。
同じことが何度も繰り返される、
サービスの大量生産大量消費の時代から、
その1回のサービスの充実が求められる、
『一期一会のサービス』の時代だからこそ、
提供するサービスの内容と情報には、
一貫性がとても大切だと、
そう感じたカフェでのひと時でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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