地域の歴史を育んだ建築をドローンで撮る -木造校舎アーカイブ撮影-
さて、みなさん。
永く心地よく暮らせる住まいづくりのスペシャリスト
NKプランニング株式会社(中谷工務店)の中谷耕三です。
今回は、
昨日、木造校舎をドローンでアーカイブ撮影したお話です。
「即行動」から生まれた感謝のフライト
以前投稿したブログ
即行動したら理想が見えた!-「地域×建築×刻」を撮る-
にも書きましたが、
地元下市町にある
廃校した木造校舎の
解体が決まっていました。
学び舎の始まりの4月に、
学び舎の歴史が終わる
これは記録に残さねば!!
と思い、行政にお願いにあがった結果、
今回、
さくらの咲いているこの時期に
木造校舎のアーカイブ映像の
撮影許可をいただきました!!
昨日はその素材集め1回目のフライトです。
clubhouseがきっかけで知り合った
県内のドローン業者さんにもご協力をいただきます。
業者さんのお知り合いの
元TV局ディレクターさんも参加いただきました。
こんなにすごい方たちと
地元の記録を残せると思うと、
感謝に堪えません。
価値を伝える大切な要素
空撮に入る前にディレクターさんと、
映像が伝えるストーリー
映像を見る人=ターゲット
の2要素の打合せです。
ストーリーとターゲット
このふたつの要素は、
提案や発信する立場の人は
常に意識しなければならない要素だと感じます。
誰に何を伝え、
どのように動いてもらうのか。
セールスコピーライティングにも通じる、
【 価値を伝える大切な要素 】
だと思います。
綿密な打ち合わせのあと、
いざフライトに臨みます
テストショット
さてここからは、
今回のテストショットを数枚紹介させていただきます。
今回のブログでは、
静止画のみとさせていただきました。
ドローンをいいところで
思うように動かせないのが、
なんとも歯がゆいのですが、
「画づくりのフライト」の難しさとやりがい
を強く感じています。
建築士としての関わり
多くの古民家に関わる建築士の私は、
【 価値のある建物の残し方 】
を常に考えています。
建物として使われる残し方もそうですが、
映像として地域の人々の記憶に残るのも、
地域の歴史を育んだ建築の残し方
として、なんて尊いんだろうと感じています。
建築は後世まで残るものですが、
建築が無くなる事実を後世まで残せる
ことに携われることは、
とてもありがたいことです。
これからの展望
校舎の解体工事が始まる前に
撮り終わらないといけません。
桜も待ってはくれません。
なかなか忙しくなりそうですが、
地域が育んだ歴史の証としての建築と、
それを彩る地域の今
を記録できればと思っています。
※今回の撮影は、
特別な許可をいただいて撮影しています。
安心の住宅を手に入れるには、信頼のおける住宅調査から始めましょう!
地震に強い、地震に安全な住まいのために、耐震診断・耐震改修を!