「ご予算は?」 知りたいことがずれている
さて、みなさん。
永く心地よく暮らせる住まいづくりのスペシャリスト
NKプランニング株式会社(中谷工務店)の中谷耕三です。
本日は、
リフォーム・リノベーション工事で
始めに気を付けていただきたいことを
お話します。
皆さんが
リノベーション工事の相談に行くと、
業者の人はごく普通に、
「ご予算は?」
と必ず聞くと思います。
こう聞かれると当惑しますよね。
いくらかかるかわからないから聞きにきたの!
と、なると思います。
「こんなことをすればいくらかかります」
と、値段を提示するのが仕事でしょ!
とも、思われるかもしれません。
でも業者さんは、
マニュアルがあるかのように、
「ご予算は?」
と聞いてしまいます。
ここで起きていることは、
お互いの知りたいことがずれている。
ということです。
皆さんお客様は、
「リノベの相場を知りたい」
と思われていると感じます。
私たち業者側は、
「予算の中で、理想に近づくように考えます」
から予算を聞こうとします。
このずれが、
ぎくしゃくした雰囲気を生んでしまいます。
私は、ある本を読んでから
「ご予算は?」
のところを
「いくらの予算でプランをお作りしましょうか?」
と言い換えるようにしています。
その本がコチラ↓
徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと
有名ブロガーさんが書かれた実体験に基づいた、
リノベを考えている方にオススメの一冊です。
この言い換えだけでも、
意志の疎通はスムーズになりました。
ここで、
これからリノベのお考えの皆様に、
打ち合わせがスムーズにいく秘訣をひとつ。
打ち合わせのときに、
予算を聞かれましたら、
まずは金額ではなく、
何をやりたいかをお話ください。
具体的には、
築年数や間取りなどの情報を話したうえで、
・いつまでにできあがっていたいか
・壁や床などの素材にこだわりがあるか
・キッチンや浴室にこだわりがあるか
をお話ください。
写真などあればかなりスムーズです。
「こだわりのあるところ、ないところ」
「譲れるところ、譲れないところ」
をできるだけ具体的に伝えることを意識してください。
今回のテーマは、
リノベを始めるにあたっての
あるあるを書いてみました。
このテーマは、
まだまだ語りたいことがありますので、
不定期シリーズにしていこうと思ってます。
次回をお楽しみに!
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